社会保険労務士の仕事

社会保険労務士は、昭和43年6月に制定された「社会保険労務士法」によって制度化された国家資格です。この法律は、社会保険労務士制度を定めることによって、労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資することを目的として制定されたものです。
社会保険労務士は、労働・社会保険諸法令に基づいて、行政機関に提出する提出書類や申請書等を依頼者に代わって作成する事務および提出代行または事務代理などの仕事を行っていますが、基本業務は、社会保険の手続代行です。
契約している企業に入社や退職があった場合、健康保険や年金などの必要書類を作り、申請手続きを行います。また就業規則や給与規定の作成、労務管理や年金などの相談に応じ、適切なアドバイスを行うことも社会保険労務士の仕事です。
社会保険労務士の業務に関わる法令は、非常に多岐にわたり、書類作成などはそれらの法令に従って的確に行わなければなりませんので、非常に細かい業務を根気よく行う責任感の強い人に向いている仕事です。
社会保険労務士は、開業者のほかに、企業の人事課などに勤める勤務社会保険労務士もいます。
年金記録問題もあり、年金のプロとして、今人気が急上昇しています。

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社会保険労務士になるには

社会保険労務士になるには、毎年一回、厚生労働大臣が実施する社会保険労務士試験に合格し、かつ、2年以上の実務経験のある者で、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録しなければなりません。
社会保険労務士試験は以前は国が管轄していましたが、現在は全国社会保険労務士会連合会が管轄して社会保険労務士試験センターが試験事務を行っています。 
平成19年度合格率は、10.6%で少しづつ高まってはいますが、試験が簡単になっているわけではありませんので要注意です。難関資格なため、2〜3年かけてじっくり合格を狙うのが良いでしょう。      
出題形式は、選択式(80分)と択一式(210分)で、試験科目は、労働基準法及び労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険の保険料の徴収などに関する法、健康保険法、厚生年金保険法、国民年金法、労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識になっています。
また、受験資格が必要ですが、大学卒業者、又は大学において62単位以上を修得済みの者、 短期大学、高等専門学校を卒業した者、修業年限が2年以上、かつ総授業時間数が1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者、行政書士試験合格など行政書士となる資格を有する者などの細かな規定があります。
社会保険労務士試験は,毎年試験センターより、合格基準が発表されていますが、合格基準は毎年一定ではなく、その年の試験の難易度でもって相対的な評価方式に基づき採点していますので,合格ラインが変動します。やはり合格するためには、7割以上の得点を目指しましょう。

社会保険労務士試験の勉強方法

どの試験でも同じですが、まずは過去問からです。受験生の中には、同じ問題は出ないので必要ないと思う人もいるかもしれませんが、確かに同じ問題はほとんど出題されませんが、同じ内容を角度を変えて出題されることが多くあります。
短期合格を考える場合には、過去問は非常に大切で避けては通れないものです。ただ、過去問にもやり方があります。講義が全部終わってからやるのではなく、テキストと並行して進める必要があります。当然本試験の過去問なので、ほとんど正解しないと思います。全問正解ならすでに合格です。目的としては、今自分が勉強していることが、どのように本試験で出題されるのか、どの程度の深い知識が必要か、暗記ですむのか、理解しなくてはならない事項か、などの試験傾向を把握するためでもあります。
過去問を使って、インプット(知識を入れる作業)とアウトプット(問題を解く作業)を同時並行にやるのが一番効率的で、実力がつくやり方です。
あとは、通学、通信教育か独学かは、自分のタイプと金銭的・時間的問題を検討して、自分に向いている方法を選んでください。どの勉強方法を選んだとしても合格が保証されているわけではありません。最終的には自分との闘いです。何度も運に左右される試験ではありませんので、合格を目指して努力すれば、必ず合格できる試験です。
みごと社会保険労務士試験合格を勝ち取りましょう。

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